医療センター導入機器
- X線ヘリカルCTスキャナー
- 先代のCTスキャナーに比べて、検査のスピードと得られる情報量が格段にアップ しました。特にネコちゃんは、ケージに入ったままで、麻酔をかけずに検査がで きるようになりました。ワンちゃんでも短時間の麻酔で検査が可能です。
- CTスキャナー コントロールルーム
- CTスキャナー操作システムです。
- X線/透視装置
- 当センターのX線撮影装置はDRシステムを導入しています。メディアが自動で動きますので、ストレスを最小限 に撮影することができます。また、透視装置で臓器や器官の動きをリアルタイムに 観察する事ができます。
- CアームX線透視装置
- 当センターでは、手術中に様々なX線検査ができるよう、CアームX線透視装置も 配備しています。この装置を使用すれば、タイムリーに手術の完成度が評価でき ますので、余分な麻酔時間や手術を避けることができます。
- 麻酔器&呼吸管理装置
- 手術はもとより、CT検査、場合によってはX線検査を行う時にも全身麻酔が必要となることがあります。また、胸を開ける手術、いわゆる"開胸術"を行う時には、 呼吸管理装置が必須です。麻酔器と呼吸管理装置は3台配備しています。
- 炭酸ガスレーザー
- 手術の出血を最小限に抑え、また細かい手術が可能です。電気メスとは違い手術後の腫れもほとんどありません。 当センターではほとんどの手術に利用しています。
- 血管シーリングシステム
- 手術の際に用いる特殊な高性能電気メスです。切開と同時に止血を行うことができます。 この機器により、安全な手術を行うことができ、手術時間も大幅に短縮できます。 当院ではLigasure (Covidience社製)を使用しています。
- 電気メス
- 電気の力で出血を止めながら切開することができますので、普通のメスやはさみで切開するよりも出血の量が少なくて済みます。 出血が少ないと手術時間の短縮と、傷を小さくすることが可能です。当院では一般手術にGIMA-MB122を使用しています。
- 高周波ラジオ波メス(電気メス)
- ラジオ波という特殊な電気を用いることで、熱を集中的に伝えることができます。より微細な切開・止血凝固が可能で、細かい技術を要求される手術に用います。当院ではEllman社のサージトロンDUAL(Dual EMC)を使用しています。
- 動物用半導体レーザー(飛鳥メディカル社 DVL-20)
- レーザー光を用いて熱を加えることで焼灼よりも低侵襲な治療が可能です。切開、凝固は術後の痛みが少ない手術や緑内障の光凝固術に用います。また、巨大な腫瘍の温熱療法・凝固療法を実施しています。その他大きな傷の創傷治癒の促進や疼痛緩和にも効果があります。当院では動物にとって、よりストレスの少ない治療を提案しています。
- 眼底カメラ
- 網膜や視神経・血管を観察するときに使用します。網膜はく離や眼底出血などを発見することができます。診察室内で写真を撮るだけで鮮明に描出し、飼い主さんと一緒に確認することができます。
- スリットランプ
- 眼科検査機器の一つで、主に眼の浅い部分を検査します。
- 電子眼圧計
- 眼科検査機器のひとつで、眼の圧力を測ることにより、緑内障やぶどう膜炎の診断や管理に役立ちます。
- 動物用眼圧計 (TonoVet)
- 先端の白い球状の部分を眼球に接触させて眼圧を測ります。従来のものよりも接触がソフトなので、点眼麻酔なしで測定することができます。眼圧があがってしまう病気である緑内障は、発見が遅れると失明する病気ですので、早期発見・治療が大切です。
- 消化管内視鏡
- いわゆる胃カメラです。口や肛門から届く範囲であれば、手術をしなくても小さな異物の摘出することができ、生検(バイオプシー)も可能です。 当院ではOLYMPUS VO-3Bを使用しています。
- 細径内視鏡
- 最先端の内視鏡を導入しました。通常の内視鏡よりも3.1mmと径が非常に細いものも導入しました。 これにより鼻腔内や気管支、雄の尿道内部まで観察できるようになりました。 また今までできなかった雄犬でも、手術をせずに尿管結石を摘出することができる場合があります。 当院ではOLYMPUS CV-290を使用しており、動物病院では日本初の導入です。
- 硬性鏡
- 鼻の中、雌の尿道、耳の奥などの診断を鮮明な画像で確認して実施できます。また、専用の器具を用いて多彩な処置ができます生検や、小さな腫瘍の切除も可能です。雌ではこの機械を用いて手術をせずに膀胱結石を取り出せる場合があります。
- 近赤外線レーザー
- 関節炎、神経病、腰痛、皮膚炎など、薬の使う量をできるだけ減らすための補助治療器です。
最新の「光線療法」が施術可能です。
もう一台はこちら
- 超音波吸引手術装置
- この装置は血管などの比較的しっかりした組織を残しながら、軟らかい部分を吸 引してくれる装置です。肝臓の一部を切り取る手術、腫瘍の量を減らす手術、脂 肪の中に血管が埋もれているところを手術する場合などに役立つ器械です。
- 多目的テレスコープ2台、オトスコープ1台(カール・ストルツ)
- 鼻の中、雌の尿道、耳の奥などの診断を鮮明な画像で確認して実施できます。また、専用の器具を用いて多彩な処置ができます生検や、小さな腫瘍の切除も可能です。雌ではこの機械を用いて手術をせずに膀胱結石を取り出せる場合があります。
- アルゴン・プラズマ・レーザー凝固装置
- 当センターでは肝臓や胆嚢の手術が増えてきていますが、この装置で出血をコン トロールしながら行えば、より安全に、しかも短時間で手術を行う事ができます。 また、手術後の腫れも最小限に抑えることができます。
- 医用画像情報システム IPACS(コニカ社)
- X線、CTの撮影画像は直ちにこのシステムへ送られ、院内のパソコンで確認、編集することが可能です。当院ではすべての診察室内にモニターを設置し、診察室内で画像を飼い主さんと一緒に見ながら説明しています。 撮影した画像はデータ化され、現像しないのでエコにもつながります。